一般葬とは?

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特に参列者の限定をしない葬儀

現在、故人の意向やご遺族の事情に合わせていろいろな形で葬儀が執り行われていますが、やはり全体的に一番多く見られるので、一般葬と呼ばれるタイプのものです。
一般葬にはいろいろな定義がありますが、多くの場合、特に参列者の制約をせず、親族や友人、会社関係者、近所の人などに連絡を行うものを指します。
参列者の限定がない分、たくさんの参列者が訪れることが多く、100人から300人くらいの参列者が見込まれます。

葬儀会社では多くの場合、300人以下程度の葬儀規模を一般葬と呼んでいて、一番多く見られる形式、規模だと言えるでしょう。
斎場もこの規模の葬儀を執り行うことが多いので、駐車場や葬儀場の広さなどが、一般葬に合ったものとなっていますし、仕出しなどもすぐに手配できるのがメリットです。

後々のトラブルを避けるのにちょうどいい葬儀の形

葬儀には、故人を偲ぶという目的の他に、生前お世話になった方々に感謝を示すという機会ともなっています。
そのため、葬儀についての連絡が行かずに参列できなかった人の中には、どうして葬儀についての連絡をくれなかったのかという不満を漏らす人もいます。
特に親族や会社関係者など、つながりを大事にする人にその傾向が見られます。

こうしたケースは、家族葬などのこじんまりとした形での葬儀を執り行う場合に多く、小さい形で行う際のデメリットとなります。
もちろん、故人の好みに完全に合わせることができたり、コストをそれほどかけずにできるなどのメリットもありますので、後々人間関係という面でトラブルが生じることもあります。

しかし、一般葬という形であれば制限なく多くの人に連絡することができますので、こうしたトラブルを引き起こすことが少ないというメリットがあります。
もし、葬儀に来られないとしても連絡をしておくだけでも十分ですので、より多くの人に配慮を示せるというのが利点です。

どの葬儀社でも対応できる

葬儀を行う場合、何らかの形で葬儀社に依頼をすることになりますが、家族葬などのこだわりがある場合には、対応できない葬儀社も出てきます。
また、選択肢が少なくなる分、コストが割高になるという可能性もあります。

しかし、一般葬の場合はどの葬儀社でも対応が可能ですし、手慣れた手順に従って行うため、費用も抑えられるというメリットがあります。
会場手配やスタッフの準備など、いろいろな手順もスムーズに行きますので、葬儀の中では一番効率の良いスタイルだと言えるでしょう。

このように、他の葬儀に比べると個性的な特徴はないという面もありますが、より多くの人に連絡することができたり、スムーズに葬儀を行えるなどのいろいろなメリットがあるのが、一般葬の良いところです。