社葬・合同葬とは?

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社内で高い地位についていた人の葬儀

社葬は、故人が勤めていた会社が中心となって行う葬儀のことで、会場の選定や葬儀の流れ、あいさつなどをすべて会社主体で行うものです。
一方で、合同葬とは会社と遺族が共同で行うタイプのもので、遺族の意向と会社の考えとをすり合わせながら決めていくことになります。

どちらにしても、その会社の高い立場に就いていた人のためになされる葬儀で、全社的な規模となります。
そのため、参列者の数もかなり多く、親族や友人よりも、会社関係者の参列の方が多くなるのが普通です。
場合によっては1,000人を超える参列者が来ることもありますので、かなり大きな葬儀場が必要となるだけでなく、スタッフの数や備品の数も相当なものとなります。

参列者には特に制約がなく、親族や友人、近所の人、会社関係者はもちろんのこと、新聞に広報を出して一般からも弔問に訪れられるようにするケースもあります。
こうした大規模の葬儀を執り行うには、かなり周到な準備が必要となりますので、ご遺族だけでは行うことができません。
通常は、葬儀実行委員会が設けられて、葬儀準備のために時間を費やします。

見栄えの良い立派な葬儀にすることも重要なポイント

葬儀はしめやかに行われるのが普通ですが、社葬となると、多くの場合企業のステータスを示したり、次なる後継者のお披露目をするという役割も必然的に担うことになります。
そのため、たくさんの参列者が来ているのに、質素でわびしい式となってしまうと、故人はもとより会社自体のイメージにも悪影響が及ぶ可能性もあります。
そこで、細かな点までしっかりと準備を詰めて、見栄えが良く立派な葬儀となるようにすることがとても重要です。

会場の選定はもちろんのこと、会場内の雰囲気作りや花の準備、弔辞やあいさつをする人の選定などをきちんと考える必要があります。
こうしたことから、社葬や合同葬を行う際には、死去からすぐに行うのではなく、ある程度の準備期間を置いて行うことが多い傾向にあります。
葬儀についての連絡リストの作成も重要なポイントで、もれなく会社や故人に関係がある人に連絡が行くように徹底することが大切です。

経験が豊富な葬儀会社を選ぶことが大事

社葬や合同葬を執り行う際には、かなり広範囲な事柄が関係してきます。
そのため、経験があまりない葬儀社に依頼してしまうと、準備がスムーズに行かなかったり、当日至らない点が出てきてしまったりすることがあります。
そのため、大規模な葬儀を行うのであれば、この分野での経験が豊富な葬儀会社に任せるのが一番でしょう。

葬儀委員会を立ち上げて、概要を定めることができたら、すぐに葬儀会社と連携しながら細かな点を詰めていき。細部まで配慮の行き届いた葬儀にすることが求められます。