家族葬とは?

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20人から30人程度の小さな葬儀となる家族葬

家族葬とは、文字通り家族で営む葬儀のことですが、多くの場合直接の家族だけでなく、親族や親しい友人などが集まります。
とはいえ、その規模はかなり小さなもので、一般葬には200人程度の人が集まるのに対して、家族葬は20人から30人程度となります。
そのため、自宅で行うことが多く、葬儀場を使うとしても小さなスペースで事足りることになります。

以前は大勢の人を呼んで大規模に行う葬儀が一般的でしたが、近年では家族葬という形でこじんまりと営むケースが多くなっています。
特に大都市ではその傾向が強く、40パーセントから60パーセントは家族葬という形を採るようになっています。
そのため、葬儀会社でも家族葬のためのプランを設定することが多くなっていて、大きな負担をかけずに葬儀を挙げられるようなサポートをしています。

コストをかけずに自由にできるのがメリットの家族葬

家族葬の形にするメリットはなんといっても、やはりコストや手間をかけずに済むということです。
大きな葬儀場を借りる必要がありませんし、仕出しなどのコストもかなり下がることになります。
どのような形で行うかにもよりますが、一般葬の8分の1程度になることが多い傾向にあります。

さらに、葬儀の準備が効率的でスムーズにできるというのも大きなメリットです。
簡単な準備だけで済みますので、体力的にも精神的にもご遺族の負担はかなり減ります。
家族の死去に伴ってはかなりなすべきこともありますし、精神的にも辛い状況ですので、家族葬をすることによってその負担を減らせるのは大きな利点となります。

葬儀会社でも、こうした点を配慮して家族葬をサポートしていますので、よりスムーズに葬儀を執り行えるように、低コストで済ませられるようにプランを作っています。
会場設営や仕出しの準備など、手間がかかる部分を一切任せて、ご遺族が楽に葬儀を営めるようにすることができますので、こうしたサービスを利用して、葬儀にかかる苦労を減らすのは大事なことです。

関係者へのあいさつはしっかりと行う

家族葬にすることで葬儀自体の負担はかなり減りますが、やはり人間関係をおろそかにすることはできません。
葬儀に参列しない分、葬儀に来ない親族や会社関係者、友人たちには、死去について、また葬儀を家族のみで執り行ったことなどを、きちんと連絡するようにしましょう。

葬儀の参列もできない上に、遺族から何の連絡もないということで、後々人間関係のトラブルが起こることもありますので、こうした配慮は欠かさないことが重要です。
葬儀が終わってからでも大丈夫ですので、挨拶状を送ることで故人への生前のお世話に対する感謝を示すことができます。