
「夫源病」にならないために
「夫源病」という言葉は一つの社会問題として有名になっています。
これはそれまで会社での仕事ばかりをしてきた夫が定年退職を迎えてずっと自宅にいるようになってしまったことで、妻が強いストレスを感じて精神的な病状を発症してしまうということをいいます。
夫源病の原因はそれまで自宅でほとんどコミュニケーションをとってこなかったという夫婦関係があり、さらに会社でそれまで高い地位にあったということからついそれと同じように妻に対して高圧的な態度であれこれと指示をするということがあります。
妻の方もそれまでは多少不満はあっても昼間になれば夫は不在になるので気分転換もできていたところ、それが24時間一緒の生活になるということで逃げ場のないストレスになってしまうのです。
既に高齢者夫婦となってしまってからではそうした人間関係を正すというのは簡単ではありません。
お互いに穏やかに老後を送るためにも、夫婦生活においては老後を見据えたコミュニケーションをとっていくことが大切になってきます。
仕事と同じ調子を家庭に持ち込まない
そこで夫婦がお互いに注意をしてもらいたいのが、それぞれの仕事のことを家庭に持ち込まないようにするということです。
そのためには定年退職をしたタイミングでまず「サラリーマンとしての生活は終わった」というふうな気持ちの切り替えをする必要があります。
気持ちの切り替えをするためには、旅行をしたり新しく趣味を持ったりといった、それまでと全く異なる生活習慣をしてみるということがすすめられます。
退職をした直後こそ夫婦がお互いをねぎらい、そこから新たな生活をスタートさせていくようにしましょう。